人間関係のミニマリズム



あっという間に10日間が過ぎた。まるで冬眠していたかのように安心してぐっすり寝て、休んだ。仙台にいる間に解きたかった謎も解けたし、チョップに遊びに行っても意味ないのか名残惜しいなと思っていたら別の場所でライブも観ることも出来た、勇気を出してゲスハにも顔を出した。特にこれといった深い思い出はなかったかもしれない。だけど1年越しにいとこの赤ちゃんにも会えたし満足した。なんだかんだ言って実家の居心地はよいし、仙台の居心地がとてもよい。そうだった、私がリゾバをしている理由はただ一つ。「ただお金が欲しかったから」だ。それ以外は何もなかった。それでも最初はお金にフォーカスを置いていたが楽しむことも大事と気付かされた。次第に今を楽しむというわたしのモットーは達成されていたが、本当にこれでいいのかという疑問も残った。別に一生リゾバをしたいわけではない。お金を貯めてワーホリにいきたかっただけだ。それが出来なくなったからという蓋を閉めるだけの言い訳をして本当はただの浪費家なだけでお金がない。でも自分についてちゃんと見つめ直す機会でもあった。

iPhone12は一昨年からずっと欲しかった。お金があればすぐ旅行とライブに回していたが、ちゃんと自分の容姿も気にするようになった。財布も千円くらいのぼろいものではなく2万円弱ではあるがちゃんとしたものに変えたりした。自分自身を強くするために。借金も返したしあとは貯めるだけだ。楽しみながら、楽しむのは忘れないが目先の至福だけにとらわれず未来を見よう。


その一環として不要な人間関係を辞めた。いくら相手がわたしと仲良くしたいと思ってくれていても、わたしに気持ちがなければそれは成り立たない。気を遣って愛想笑いをして無駄なお金を払って無駄な時間を過ごすことを辞めた。地元なのに会う約束した人がいないなんて、虚しい寂しいなと少し思ったが、今離れてみて別に悪くなかったなと本気で思った。行きたい場所、会いたい人には会えたからそれで十分だ。寧ろ不要なエネルギーを使うこともなくゆっくり自分の時間をつくれたことがよかった。これこそ冬休みにふさわしかった。もっと自分を好きになりたいから、目先の至福に囚われない強い人間になる。背伸びしてもこの人が好きだと思ったら惜しまずその人に対して時間を遣う。QOL上昇。


新生活は相変わらず不安だ。いつも不安だし、すぐに帰ってきてしまう事案もあるかもしれないがそれでもいい。今を楽しもう。